5代目社長 洗脳中

小学校低学年の頃、親戚のおじさんがラーメン屋に連れて行ってくれた。

おじさん「ヒロミチ、何でも好きなもん、食え」
ヒロミチ少年(8歳)「チャーハン(当時500円)!!」
おじさん「高ぇな。体にいいからラーメン(当時350円)にしとけ。」
ヒロミチ少年「へー」

うんこみたいな親戚である。うんこである。

ところが、このような大人は私が少年の頃はかなり多く生息していた。
公立の教師も似たようなものだった。

少年はこうして、世の中の理不尽を学び、
自分が大人になったときに、
このような理不尽のないようにしようと決意を固めるのだ。

ところが社会には、驚くほど理不尽が多い。
この理不尽を取り除いてあげるのが、
次の世代の為に社会をつくる「大人」の役割なのだが、
その「大人」が理不尽を許容し、時に必要悪だとし、
見て見ぬふりをするのだ。

それらを間違っている。と言えるようにしなければ、
持続可能な社会も働き方改革も成せないのに。

さて、私には小学校低学年の息子がいる。
彼を跡継ぎに洗脳するために「鋳物」を教えなければならない。

君の遊んでいるレゴやゾイドやトミカは、
射出成型機やプレス機械によって作られており、
それらの殆どは鋳物によって出来ているのだよ。と、教えている。

彼は言う。 「へー」。

射出成型機により出来ています

トミカはプレス金型でしょうね